② アトピー性皮膚炎(26歳・男性)


 Mさんは体格の良い26歳の男性で、航空整備士をしております。昼夜交代制の勤務で、どうしても睡眠や食事を含め、生活が不規則となりがちです。幼児期からのアトピー性皮膚炎で、来店当初は主に顔、首、胸に赤みとジクジクがあり、また一部には小さな水泡もありました。これまで、受験期や就職試験の頃など、悪化の度にステロイド軟膏に頼ってきましたが、中々よくなりませんでした。

漢方による根本的な体質改善を求め、この度私の専門薬局を訪れました。舌は全体に紅く、苔がべっとりと付いており、体臭も少々気になりました。

 

 

< ❷ 漢 方 薬 >


 Mさんには最初、消炎と解毒を目的に、荊防排毒散けいぼうはいどくさんさんこんとうを服んでもらいました。また生活面では調節可能な「」を見直し、野菜中心の漢方の食養生を実践して頂きました。 

  

 服用1~2か月目から、赤みとジクジクした痒みが、薄紙をはぐようにと改善されてゆきました。現在7ヵ月目に入り、近頃では皮膚だけでなく、表情までもスッキリと明るくなりました。オフには外出の機会が増えたと言います。

 

実はアトピー以外に、例年春先の花粉症にも悩まされていたことを、最近Mさんから聞きました。漢方の力を実感したMさんは、来年は(花粉の便りが届く前から)皮膚や鼻など、粘膜のバリア機能強化、漢方の名方ぎょく屏風散へいふうさんにもチャレンジしてみたいとのことです。