⑴ 前 立 腺 肥 大


前立腺とは、尿道を取り囲んでいる器官です。そして高齢の男性によく現れるのが、前立腺肥大症です。前立腺が肥大すると尿道が圧迫され、スムーズに排尿しにくくなります。

症状として、尿の出始めに時間を要す、尿が細くちょろちょろとしか出ない、尿が飛び散り便器を汚す、その他、残尿感、頻尿、夜間多尿などがあります。頻繁に尿意をもよおすわりに、尿がスッキリでない、何とも憂鬱な病気です。

 

漢方では、膀胱に溜まった尿をスムーズに排泄させる働きを、腎と膀胱の「気化(きか)」と呼び、加齢などでこの働きが衰えると、尿の排出力も弱まります。一連の排尿の問題は、精力減退などと並び、漢方では 腎虚じんきょ)の代表症状ととらえます。 漢方薬の活用することで、体の基盤の「腎」を下支えし、不調の改善と併せ、アンチエイジングを図ります。

 

 

⑵ 精 力 減 退


漢方では、生殖機能は「」がつかさどると考えます。男女問わず、50歳前後になると、腎のエネルギー(腎気)が衰え始め、生殖能力の低下とともに、性欲が起こりにくくなります。

 一方、性欲はあっても、ED(勃起障害)や不感症のように、機能しないお悩みも少なくありません。このような状態を漢方では 腎虚 と言います。

 

 腎虚は一般に、短期間で起こるものではありません。長い年月を経て、徐々に衰え進行する為、回復にも一定の時間を要します。

 一時的に、精力だけを奮い立たせる薬を服用しても、根本的な改善にはなりません。それどころか繰り返しの服用で、時に腎本体を損傷させることもなります。

 じっくり時間をかけ、性ホルモンの要である腎」を滋養することが大切で、現場では植物や動物由来の 補腎薬 が活用されております。